2018/05/28
iDeCo(イデコ)ちょっと待って!【源泉徴収表】見るべき場所はどこ?節税効果をMAXにするために絶対確認したい3つの金額

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iDeCoが超気になるんだけど、さっそく始めちゃっていいのかな?
ワーママちかさん
ちょっとまって!
多く掛けすぎてもムダになっちゃうこともあるんだよ!
URA
ええ~っ!それは嫌だね!
ワーママちかさん
自分で出来る年金の上乗せ『iDeCo(イデコ)』の最大のメリットは節税効果なのですが・・・住宅ローン控除を受けている人は掛金の額に気を付けないといけません!
この記事では、iDeCoを始める前にチェックしておくのは源泉徴収表のここ!住宅ローン控除を受けている人が節税効果を最大限にする為に確認必須な3つの数字を解説していきたいと思います!
この記事はこんな人にオススメ
- iDeCo(イデコ)に興味がある
- 無駄な税金は払いたくない
- 住宅ローン控除を受けている
なんでiDeCo×住宅ローン控除は気を付けないといけないの?
答えからいうと、住宅ローン控除の節税のメリットが最大限に受けられなくなるから!つまり返ってくる税金が減るってことね
- iDeCoは所得控除
- 住宅ローン控除は税額控除
の為、計算される順序が違います。これを理解したらわかりやすい!
所得控除と税額控除の違い
iDeCoなどの所得控除は、税金をかけるモトから引いてくれるということ。※iDeCoは『小規模企業共済等掛金控除』として所得から差し引かれます!
図解するとこうね!
一番最後の国からのプレゼントの所ね!iDeCoはここ!
わかりやすく説明するために言い換えると、『稼いでないことにしてくれる』ということ!
URA
で。
住宅ローン控除の『税額控除』はいつ引かれるかというと、上からの続き。
支払う税金額が出た後に、その額から住宅ローン控除の額をまるっと差っ引いてくれるというワケ。
住宅ローン控除はここね!
わかったかな?
URA
- 税金の計算のモトから引いてくれるのが『所得控除』iDeCo
- 支払う税金額から直接引いてくれるのが『税額控除』住宅ローン控除
ってことか!税額控除のほうが嬉しいね!
ワーママちかさん
そうそう!
URA
支払う所得税が減ると還付される税金が減る
ケース①iDeCoをしてなかったら所得税が20万円でした。
ケース②iDeCoをしたら所得税が15万円に減りました。
もし住宅ローン控除額が20万円だったら?
URA
ケース①iDeCoをしてなかったら所得税が20万円でした。の場合
支払った所得税20万円が返ってくる!
ケース②iDeCoをしたら所得税が15万円に減りました。の場合
15万円しか返ってこない・・・
なんだか損してるよね!
URA
※理解しやすいようにこんな感じで書いてますが、正しくは所得税から引ききれなかったら翌年支払う住民税が安くなる仕組みがあります。源泉徴収票と合わせて住民税の額もチェックしよう!
このように、住宅ローン控除は払った税金が無ければ返ってこない制度。
だからiDeCoで節税!っていってむやみやたらにiDeCoで払う所得税を抑えても、掛金の額を間違えたら住宅ローン減税で返ってくる額が少なくなるだけ・・・
iDeCoの掛け金を会社からもらった源泉徴収票を使って計算すると節税メリットが損せず受けられる掛け金の額がわかるよ!
URA
源泉徴収票のどこを見れば掛金決められるんだろう??
ワーママちかさん
一緒に見てみよ~♪
URA
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今手元にある源泉徴収票のココを確認しよう!
超簡単な確認方法
画像引用国税庁
住宅ローン控除後会社からもらった源泉徴収票の、源泉徴収税額があったら最低掛け金の5,000円からiDeCoを検討してもいい目安にしよう!
源泉徴収税額が0円でも、もっと節税できる可能性もあるから後で詳しく!
URA
※お給料の変動がなく、その他控除も変わらない会社員の場合
なんでここの金額なの?
ワーママちかさん
住宅ローン控除されてもこれだけ税金払ってるっていう金額だからだよ!
URA
住宅ローン控除で源泉徴収税額が0円でも、もっと節税できる可能性が!
年明けにもらう源泉徴収票の税額は、住宅ローン控除後の金額です。※住宅ローン控除が2年目以降の人
源泉徴収票の『源泉徴収税額』と『住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)』の金額、さらに『住民税』の金額からも引いてくれるから、この3つの金額は要チェック!!
タイトルの確認必須の3つの数字はこれね!
- 源泉徴収税額
- 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)額
- 住民税額
URA
平成21年度税制改正において、住宅ローン減税制度について、所得税から控除しきれなかった額を個人住民税で税額控除することとされました。
実際に自分の3つの数字から掛け金を計算してみよう!
実際に計算してみる流れはこうなります。
- 住宅ローン差し引き前の源泉所得税はいくらあったか計算する
- 住民税の額を概算する
- 住民税からまだ引ける額を出す
- 自分のiDeCo最大掛金を把握する
一緒に計算してみよう♪
源泉徴収票を準備!
URA
1.住宅ローン差し引き前の源泉所得税はいくらあったかの計算

累進課税速算表 国税庁サイト
所得税の計算は上の表『所得税速算表』に当てはめると計算が早いよ!
この場合の具体的な計算は・・・
URA
源泉徴収票から計算
源泉徴収票から課税所得を出す
【①給与所得控除後の金額】ー【②所得控除の額の合計額】
=【課税所得】
上の公式に当てはめると・・・
①4,260,000円ー②1,755,000=2,504,200円
課税所得は2,504,200円
速算表で所得税を出す
【課税所得】×【税率】ー【控除額】=【所得税】
上の公式に当てはめると・・・
2,504,200円×10%-97,500=152,920円
所得税は152,920円
所得税が152,920円で、住宅ローン控除の額は200,000円。
所得税から引ききれてないね!URA
2.住民税はいくらか概算する
翌年払う住民税の大体の額を出す計算は源泉徴収票からできます!
なぜなら住民税は自治体によって変わるけど、大体どこの自治体も課税所得に対して10%程の税率だから!
もっと確実な数字を知りたい場合は役所で『課税証明書』を取ろう!300円くらいかかるよ
URA
課税所得から住民税を概算
【課税所得】×10%=【住民税概算額】
上の公式に当てはめると・・・
2,504,200円×10%=250,420円
住民税の大体の額は250,420円
お!じゃあiDeCoしたらもっと節税できるじゃん!
MAX金額の毎月23,000円掛けちゃってOKじゃない??
ワーママちかさん
ノンノン!
住民税は、控除額に上限があるのだ!最大掛金まで掛けられるか、計算してみよう!
URA
3.住民税からまだ引ける額を出す
平成26年3月31日以前入居の場合
前年所得税の計算のときの『課税所得(税金をかけるモト)』の金額に5%をかけた金額まで(最大97,500円まで)
平成26年4月1日以降入居の場合
前年所得税の計算のときの『課税所得(税金をかけるモト)』の金額に7%をかけた金額まで(最大136,500円まで)
この源泉徴収票のケースは・・・
- 住宅ローン控除が200,000円
- 所得税が152,920円
- 住民税が250,420円ほど
なので、引ききれてない住宅ローン控除が住民税からも47,080円控除されて住民税は203,340円くらいの支払いになるということが想像できます。
所得税152,920円ー住宅ローン控除200,000円=住宅ローン控除残47,080円
住民税250,420円ー住宅ローン控除残47,080円=住民税203,340円
ということは・・・
- 平成26年3月31日以前入居の場合は、※1あと50,420円
- 平成26年4月1日以降入居の場合は、※2あと89,420円
引ける住民税があるということですね!
※1.最大控除金額97,500円ー住民税からの控除47,080円=控除残50,420円
※2.最大控除金額136,500円ー住民税からの控除47,080円=控除残89,420円
所得税速算表から、税率は10%だということがわかります。課税所得が2,504,200円だから10%でしょ?

所得税速算表
- 平成26年3月31日以前入居の場合
504,200円×10%=税金50,420円 - 平成26年4月1日以降入居の場合
894,200円×10%=税金89,420円
ということで
- 平成26年3月31日以前入居の場合
504,200円÷12か月=月42,017円までOK - 平成26年4月1日以降入居の場合
894,200円÷12か月=月74,517円までOK
4.自分のiDeCo最大掛金を把握する
会社員のiDeCo掛金は最大12,000円(月額)か最大23,000円(月額)までなので、入居時期にかかわらず最大掛け金までiDeCoに掛けても大丈夫そうですね♡
画像引用iDeCo公式サイト
ちょっと計算が複雑だから、iDeCoの受付金融機関やお金のプロに相談してもいいと思う!
オススメの金融機関は個人型DC『iDeCo(イデコ)』お金オンチな子育て世帯におすすめの証券会社4選【わかりやすく比較】金融機関選びに絶対ハズせない3つのポイントはコレ!!っていう記事にも紹介してるよ~
URA
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、iDeCoを始める前にチェックしておくのは源泉徴収表のここ!住宅ローン控除を受けている人が節税効果を最大限にする為に確認必須な3つの数字をご紹介しました!
まとめるぜっ
URA
源泉徴収票の見るべき場所はここ!
確認必須な3つの数字はこれ!
- 源泉徴収税額
- 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)額
- 住民税概算額
- 源泉徴収税額
- 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)額
→年明けに会社からもらう源泉徴収票で確認!
- 住民税額
→源泉調整票から概算するか、役所に行けばだいたい300円程度で発行してくれる『課税証明書』から確認することができます。
源泉徴収票の源泉所得税額が0円だからといって、iDeCoではもう節税ができないということはありません。
この4ステップで確認してみよう!
- 住宅ローン差し引き前の源泉所得税はいくらあったか計算する
- 住民税の額を概算する
- 住民税からまだ引ける額を出す
- 自分のiDeCo最大掛金を把握する
しっかり源泉徴収票を確認して掛け金を決めて、老後に備えながら今も豊かになる最強の節税術『iDeCo』を使いこなそう♡
URA
so happy?
チャオ!
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