2018/07/01
【フリーランスの節税対策】iDeCo(イデコ)と小規模企業共済はどっちがいい?基本スペックから徹底比較してみました!

- 税金が高い・・・
- 計上できる経費はもうない・・・
- 節税したい!!
フリーランスになって超実感したのが・・・
ということ。
会社員だったら天引きだし、厚生年金なんか半額だし・・・めっちゃ守られてたんだと実感したよね!
URA
一般的には、フリーランス・個人事業主が支払う税金は前年の所得の40%とも言われています。
フリーランス・個人事業主が支払う税金にはこんなに種類があるよ!
URA
- 所得税
- 住民税
- 個人事業税
- 償却資産税
- 消費税
- 国民健康保険税
- 国民年金(税金ではないけど)
以下の記事より抜粋。
そこで考え始めるのが『節税対策』。
でも、経費は事業に使ったぶんだけしか計上できないし、不自然に経費が多いと税務署ににらまれたり・・・
だから、コソコソせずに胸を張って節税できる『所得控除』、iDeCo(イデコ)や小規模企業共済をオススメしたい!
URA
この記事では、iDeCo(イデコ)と小規模企業共済の基本スペックから比較していきます!
どっちの制度が合ってるのかを考えるキッカケにしてもらえたら♡
両方という手もあるんだけどねっ
URA
完全保存版【主婦起業のお金】扶養はどうなる!?開業届の出し方~確定申告までの教科書を読むと、起業のお金のことが勉強できるよ!
iDeCoの記事はこちら
小規模企業共済の記事はこちら
この記事はこんな人にオススメ
- 計上できる経費はもうない・・・
- 節税したい!!
- iDeCo(イデコ)と小規模企業共済どちらに加入しようか迷ってる
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基本スペックを比較!iDeCoと小規模企業共済のメリット・デメリットまとめ
両制度の共通点は?
- 掛金の額が全額、所得控除になる
- 運用して利益が出ても非課税
- 受け取りでも税制優遇で支払う税金を抑えられる
共通して言えるのは、節税しながら老後や将来の退職金を自分で準備する制度ってことだね!
URA
両制度の違いは?
iDeCo(イデコ)
- 自営業を辞めても加入できる
- 自分で運用する
- 60歳まで解約ができない
- 受取開始は60歳~70歳
小規模企業共済
- 事業主しか加入できない
- 自分で運用できない
- 途中で解約もできる(加入期間が20年以下だと元本割れする)
- 老齢給付である共済金Bの受取開始は65歳~
両制度それぞれのメリットは・・・
iDeCo(イデコ)のメリット
- 掛金が全額控除され所得税や住民税などの節税になる
- 運用して利益が出ても税金がかからない
- 受け取り時も税金の優遇が受けられる
- 自分で運用できる(多く増やせる可能性がある)
小規模企業共済のメリット
- 掛金が全額控除され所得税や住民税などの節税になる
- 資金繰りに困った時にお金が借りられる
- 3年以上の加入で掛け金より多い共済金を受け取れる
- 受け取り時も税金の優遇が受けられる
知っておくべき両制度のデメリットは・・・
iDeCo(イデコ)のデメリット
- 60歳まで使えないお金になる
- 手数料が必ず発生する
- 商品によっては元本割れしちゃうかも
- 自分で運用しないといけない
- 専業主婦や扶養内パート主婦など、所得の少ない人には節税メリットが少ない
- 受け取り時に税金が発生することもある【重要】
60歳まで解約できないから、iDeCoは
小規模企業共済ではかからない手数料は、iDeCoでは毎月発生※するよ!
URA
※iDeCoの手数料についてはこの記事で解説しています♪
自分で運用するのはメリットにも書いてあったよね?
専業ママ まなみさん
投資だから、自己責任なんだけど・・・
ハイリスクハイリターンなものを選べば元本割れする可能性もあるし、自分で運用できる人はメリットだけど、面倒な人にはデメリットだよね~
URA
小規模企業共済のデメリット
- 1年未満の解約は掛け捨てになる
- 20年以内の任意解約で元本割れする
- 任意解約での受け取りは税金の優遇が受けられない
- 掛金を減額した分は運用されず放置される
ざっくり言うと、20年以内に任意解約はしない方が得!1年以内なんて掛け捨てだよ~
元本割れする上に解約の共済金は『一時所得』とみなされ、『退職所得』や『公的年金』にはならず、受け取り時に多額の税金が・・・!!
URA
Ⅰ『小規模企業共済』任意解約の税金について解説
通常の一時所得の計算
収入金額ー収入を得る為に使った金額ー特別控除額(最高50万円)
→他の所得と合算するときに、さらに2分の1される
普通は、収入を得る為に使った金額は収入から引けるんですが・・・
掛金払うときに『所得控除』してあげたよね?
もう、引かんでいいよね。
国
ということで小規模企業共済の共済金の場合、一時所得として計算する際は『収入を得る為に使った金額』が引けません。
ってことは・・・
- 加入期間→6年間
- 毎月の掛け金→7万円
- 滞納が続き機構解約
という※最悪のパターンで見てみましょう!
引用から、6年間支払いの『解約手当金』は、支払い率80%とわかりますね。
解約手当金の額
総支払額は504万円
504万円×80%≒403万円程
この時点で100万円の損!
専業ママ まなみさん
解約手当金にかかる税金の計算
※400万円ー50万円(特別控除)=350万円
※わかりやすく400万円にしています
350万円×2分の1=175万円
この175万円が他の所得に足されて税率をかけたら払う税金の金額が出るってわけ。
URA
- もし他に所得がなくても
175万円×5%=87,500円
- 他に200万円の課税所得があったら
※375万円×20%-427,500=322,500円
※200万円+175万円
(他の所得控除は考慮していません)
上の額の所得税を払わないといけません!しかも一括現金払い!😱
所得税の他に、翌年の住民税や国保も支払いが増えるという残酷な結果となりますね・・・
覚えておこう!
小規模は、解約するな、損するぞ
URA
Ⅰ『小規模企業共済』掛金減額後の運用について解説
小規模企業共済は、掛金を自由に増減することができるのですが注意が必要。
減額すると、減額する前まで払っていた分はその後運用されずに放置されることになるからです。
イメージとしてはこんな感じですね!
ただし、やむなく減額した後また増額すると・・・
過去支払ってた分と、再び増額して払った分は通算してくれるよ!
- 最初からしっかり掛金の額を考えておく
- やむなく減額しても、余裕が出てきたら元の金額まで増額する
ことが大事だね!
URA
タイプ別おすすめ制度『iDeCo(イデコ)』と『小規模企業共済』
iDeCo(イデコ)が向いている人
- 自分で投資信託商品を選びたい
- どうせだったらもっと増やしたい
- リスク許容度が高い人(リスクを取れる人)
- 60歳まで引き出せなくても問題ない
iDeCoは投資信託や保険といった金融商品を自分で選んで運用していきます。
ゆうなれば、iDeCoはハイリスクハイリターンにすることも可能ということ。
増える額は全然ちがうよ!
減る可能性もあるんだけどね!
URA
直近10年での利回りが10%を超えるものもあるから例えばこういうことも有りうるということ!
- 月額3万円の掛け金
- 20年間運用
この場合、元本は720万円。iDeCoでの利回りを10%で試算してみましょう・・・
2278万円!!
もちろん、直近10年の利回りがこのまま続くかもわからないから一概には言えないけどね!
URA
この記事にも書いてたけど複利ってすごい・・・
専業ママ まなみさん
一言でいうと、リスクに耐えられて老後までの資金繰りに心配がない人はiDeCoが向いてる場合が多い!
URA
投資信託なんて考えたこともなかったけど気になる・・・
専業ママ まなみさん
だったら、一回資料請求してみるのもありだと思うよ!
個人型DC『iDeCo(イデコ)』お金オンチな子育て世帯におすすめの証券会社4選【わかりやすく比較】金融機関選びに絶対ハズせない3つのポイントはコレ!!っていう記事で紹介してる4社が運営費用が安く抑えられるから安心!しかも、ロボアドバイザーが上手く商品選びしてくれるんだよ~
URA
資料請求だけなら無料だし、してみよう♡
専業ママ まなみさん
比較したい人はこの記事♪
ロボアドバイザーのサービスがあるのはマネックス証券。
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小規模企業共済が向いている人
- 60歳までの資金繰りに心配が残る
- 確実に返ってくる安心感が欲しい
- 投資信託のリスクは取りたくない
小規模企業共済は、加入者に共済金をしっかりと払わないといけない責任があります。
だから、国債などで手堅く運用がされ1~1.5%の利回りになっています。
でも、銀行の金利0.01%と比べたらはるかに良い利率!
これで節税や将来の備えができるなら嬉しいよね♡
URA
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実は併用もOK!資金に余裕があればiDeCo(イデコ)と小規模企業共済の併用
フリーランスの人は・・・
- iDeCoで年間最大81.6万円
- 小規模企業共済で年間最大84万円
じつは両方同時に加入ができるんです!
ということは・・・
165万円以上も所得から引けるってことね!
青色申告の特別控除65万円も合わせたら230万円も節税枠が・・・
専業ママ まなみさん
ご名答♡
ただし、手元の現金が減るってことは忘れないでね!加入者だよって証明書でお米が買えたりしないからね!
URA
青色申告ってなに?って人はこの記事!
余裕資金があって併用できるなら、FP的にオススメな老後資産に備える順番としては・・・
- 小規模企業共済に加入(最低金額の1000円でも可)
- iDeCoに加入(最低金額の5000円でも可)
- 2つとも最大金額まで払ってそれでももっと備えたければ個人年金に加入
っていう順番。
iDeCoは解約ができないから!
もちろん、最初から積極運用がしたい人はiDeCoから始めても良いと思うけどね♡
URA
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まとめ
どうでしたか?
この記事では、iDeCo(イデコ)と小規模企業共済の基本スペックから比較してみました!
わかりやすく表でまとめっ!
URA
iDeCo(イデコ)が向いてるタイプ
- 自分で投資信託商品を選びたい
- どうせだったらもっと増やしたい
- リスク許容度が高い人(リスクを取れる人)
- 60歳まで引き出せなくても問題ない
小規模企業共済が向いてるタイプ
- 60歳までの資金繰りに心配が残る
- 確実に返ってくる安心感が欲しい
- 投資信託のリスクは取りたくない
併用もできて、両方だと年間165万円以上も所得控除ができるけど・・・
手元の現金は減るっていうのだけは覚えとこう!
URA
- 何のために加入するのか?
- いくらかけて大丈夫なのか?
- どのくらいにしたいのか?
iDeCoや小規模企業共済は目的や現状・将来の見通しによって使い方を考えるのが超・超・重要!
自分のタイプと目的に合わせたプランを立てましょう♪
この機会に将来についても考えるキッカケになれば幸いです♡
so happy?
チャオ!
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