2018/05/28

改正の予感【所得税控除】年収850万円超えのサラリーマンは増税!フリーランスは減税へ?

 

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URA

 

 

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国会で話し合いが進む『所得税控除』の改正。

 

  • サラリーマン家庭にはどんな影響があるか気になる…
  • フリーランスには節税ってどういうこと?

 

ニュースで話題になっていますね!

URA

 

毎日新聞『年収800万円超で増税 控除見直し、政府調整』

追記800万円→850万円へ変更されました!

 

どうも!長男(3歳)のオネショで、昨夜は掛布団がないさみしい夜を過ごした・・・暮らしのマネースタイリストURAです♡寒いとです

 

つい先日『配偶者控除』が2018年から変わって、パート主婦や専業主婦の方の家庭に影響がありますよ~と書きましたが…

 

 

今、国会で話し合われてる『所得税控除』の改正。

 

どんな内容で話が進んでいるのでしょうか?

 

この記事では、そもそも『所得税控除』とは?いったいどんな家庭にどんな影響があるのかについて詳しく書いてみたいと思います!

 

この記事はこんな人におすすめ

  • 年収850万円の旦那さんがいる
  • フリーランスである
  • 所得税控除の改正でどんな影響があるか知りたい

 

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そもそも『所得税控除』ってなんだろう?

?

例えば年収が同じ人でも・・・

 

  • お給料で貰ってる人は経費が引けない
  • シングルマザー(ファザー)
  • 学費のかかる子供がいる人、いない人

 

こんな感じで出ていくお金って環境によって様々ですよね!

 

個人事情を加味して、『稼ぎを少なく見積もって』税金の負担を軽くする制度です。

 

こんなに種類があるんですよ~

URA

 

  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 社会保険控除
  • 小規模共済等掛金控除
  • 生命保険料控除
  • 地震保険料控除
  • 寄付金控除
  • 寡婦・寡夫控除
  • 勤労学生控除
  • 障害者控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 扶養控除
  • 基礎控除
  • 青色申告特別控除

 

これに加えて、経費を引けないサラリーマンの人には『給与所得控除』というものがあって、みなし経費を引いてくれてるんですよ!

 

漢字の羅列がYABAI…

URA

FPのくせに!(笑)

給与所得控除は知ってる!

ワーママちかさん

ちょっと引く段階が違うんだけど

ここでは説明は割愛します♡

URA

 

このなかで今回、改正が考えられているのは

 

  • 給与所得控除
  • 基礎控除
  • 公的年金等控除

 

の3つです。

 

公的年金等控除は年金から引いてくれるものだけど

  • 年金以外に1000万円の収入→現在より10万円減
  • 年金以外に2000万円以上の収入→20万円減

という概要だけ知っておきましょう♡

またの機会に記事にします!

URA

 

どんな話で進んでるの?

 

これを見ていきましょう!

 

給与所得控除

 

条件:お給料での収入がある人

 

現在 改正案
最低65万円 最低55万円
MAX220万円 MAX190万円
頭打ちになる年収1000万円 頭打ちになる年収800万円

 

つまり、お給料から引いてくれる金額が減る、ということです。

 

そっか!

所得が多いほど、税金高くなるから・・・

ワーママちかさん

そう!増税ですね!

URA

げげーっ!

ワーママちかさん

おっとちょっと待って!

もう一つ、改正があったよね

URA

そうだった!

ワーママちかさん

 

基礎控除

 

現在 改正案
一律38万円 最低48万円
誰でも一律 年収2400万円から減り

年収2500万円を超えるとゼロ

 

今まで一律38万円控除されていたものが48万円に増額、さらに上限をつけ年収2400万円から段階的に下がり、年収2500万円で打ち切りということですね。

 

ああ~ん?

頭がこんがらがる…

ワーママちかさん

そうですよね(笑)

じゃあ、例を使って具体的にどうなるのか見てみましょう!

URA

 

具体的に1000万円の年収のサラリーマン家庭にはどんな影響があるのか?

 

[年収]1000万円ー[給与所得控除]220万円

[給与所得]780万円

 

となるところが

 

[年収]1000万円ー[給与所得控除]190万円

[給与所得]810万円

 

給与所得が780万円→810万円、30万円多く稼いでるようになりますよね。

 

その他のいろんな控除の条件を変わらないように、その他控除を220万円として計算してみますね!

 

その他控除条件

[配偶者控除]38万円+[特定扶養控除]63万円+[社会保険料控除]102万円+[生命保険料等の控除]12万円+[地震保険料控除]5万円

 

2017年現在の所得税の計算

[給与所得]780万円ー[その他控除]220万円ー[基礎控除]38万円=[課税所得]522万円

[課税所得]522万円×[所得税率]20%-[控除額]42万7500円=61万6500円

 

改正後の所得税の計算

[給与所得]810万円ー[その他控除]220万円ー[基礎控除]48万円=[課税所得]542万円

[課税所得]542万円×[所得税率]20%-[控除額]42万7500円=65万6500円

 

支払う所得税が、61万6500円→65万6500円に。

 

年間で支払う所得税が、4万円上がるということですね!

URA

まぁ…

月に3000円ちょっとくらいか!

ワーママちかさん

住民税も変わってくるからもうちょっと手取りは減るかな!

URA

そっか~…

ワーママちかさん

ただ、22歳以下の子供がいる家庭では増税にならないような仕組みを導入予定らしいので、目が離せない議論だね!ピロリンっ

URA

 

フリーランスには減税になる

 

給与所得控除が、もともとないフリーランスや個人事業主には基礎控除の金額が上がることで減税につながります。

 

ただし年収で2400万円を超えるフリーランスに関する基礎控除についてはニュースなどでもまだ報じられていないため、この点は行方を見守りたいと思います!

 

追記します!

URA

 

自営業者でも年収2400万円を超えたところから徐々に増税(所得控除が減額)となるようです。

2020年1月より改正が実施となります!

 

2017年12月7日の日経新聞より

 

なんで改正案が出たのか

 

今回の改正は

 

増加するフリーランスなどの働き方の多様化へ対応

会社員やパート・アルバイトの人たちだけ65万円も控除されて不公平!というところの改善をしたいらしいです。

集めた財源を国民に還元していく

3つの所得控除の改正で見込まれる税収は1000億円増。この財源を『所得再分配』という…豊かな人から集めて貧しい人へ還元する、という流れを見込んでいるようです

 

という狙いがあります。

 

フリーランスもきちんと青色申告すれば65万控除されるんですけどね…

URA

 

 

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まとめ

黒板

いかがでしたか?

 

この記事では、そもそも『所得税控除』とは?いったいどんな家庭にどんな影響があるのかについて詳しく書きました!

 

まとめよう!

URA

 

改正の対象

  1. 給与所得控除
  2. 基礎控除
  3. 公的年金等控除

 

増税の影響がある可能性があるのは

 

  • 会社員で年収800万円で22歳以下の子供がいない人
  • もしかしたら年収2400万円を超えるフリーランスの人

 

ということは、子育て世帯には影響をひどく受ける人は少ないのでは?と楽観しています!

 

12/7追記※介護を受けている(原則要介護3以上)、精神疾患などで特別障害者控除を受けている人も同様に守られます。

 

超私感ですが!

URA

 

現在国会では、子育て世帯がめちゃ気になる『高校教育無償化』も話合われている最中です。

 

自分たちの税金がどんな風に改正されて、どんな風に使われていくのか・・・しっかりと見届けたいものですね^^

 

 

so happy?

 

チャオ!

 

 



 

 

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